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心臓病や糖尿病も!? 歯周病が招く可能性のある大きな病気

健康

心臓病や糖尿病も!? 歯周病が招く可能性のある大きな病気

歯周病は厚生労働省が公表した「患者調査の概況」2014年度版で、国内で331万人以上が感染していると推定された病気です。
しかし口内だけの問題ではなく、実は心臓病や糖尿病など循環器系の大きな病気に繋がることもあると言われています。
今回は歯周病が引き起こす可能性のあるさまざまな全身疾患と、歯周病との関係についてご紹介します。

そもそも歯周病とは?

歯周病とは、歯と歯茎の間の歯周ポケットという隙間に細菌が入って炎症を起こす病気です。
虫歯と並んで、歯を失う強い要因になると言われています。
厚生労働省が公表している「患者調査の概況」2014年版によると、前回の調査(2011年版)よりも65万人増加していることがわかっています。

動脈硬化の原因

歯周病菌は傷んだ歯肉から血液中に入り込んで、多くの全身疾患に影響すると報告されています。
例えば細菌が血管内膜に定着すると、免疫細胞が攻撃して炎症内に死骸が蓄積します。
それが粥状のプラーク(脂肪性の出来物)になり、血管内膜に膨らみができてしまいます。
このような現象が血管内膜で起こると動脈硬化に、心臓の弁などで起きた場合は心内膜炎に繋がってしまいます。

また、血管内膜が正常ではなかったり血中の細菌量が増えると、細菌が血管内膜に定着する確率が高まると言われています。
つまり、歯周病を長期間放置すると、全身に毒をまき散らすことになってしまうのです。

心筋梗塞や脳梗塞といった症状にも……

心筋梗塞や脳梗塞といった症状にも……

プラークができる粥状動脈硬化が、心筋に繋がっている冠動脈で起こった場合、心臓に痛みを感じたり息苦しくなるといった狭心症の症状が現れると報告されています。

さらにプラークが破れて血栓ができ、それが血流に乗って移動すると、冠動脈を塞いでしまう心筋梗塞や、脳の毛細血管を塞ぐ脳梗塞に発展します。
日本臨床歯周病学会によると、歯周病患者の脳梗塞罹患率は通常の2.8倍にもなるとされ、歯周病が重篤な病気に繋がる可能性が指摘されています。

糖尿病との関係

また歯周病は、日本に316万人以上の患者がいる糖尿病とも深い関係があると言われています。

歯周病菌の死骸は内毒素を持っており、これが肝臓や脂肪細胞に作用して炎症性物質サイトカインのTNF-αを作り出します。
TNF-αは血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを抑制するため、糖尿病になるリスクを高めたり、治療を遅らせることになります。

逆に、糖尿病患者は歯周病の進行が早いという報告もあり、歯周病と糖尿病は密接な関係にあると指摘されています。

他にもこんな症状が

歯周病は現代習慣病だけではなく、さまざまな年齢の人に影響を及ぼします。
免疫力が衰えたお年寄りが食べ物を誤飲すると、細菌が気管に侵入して誤嚥性肺炎にかかりやすい傾向にあります。

歯科疾患実態調査報告の中でも、75歳以上のお年寄りは特に歯周病の進行度が高いと報告されています。
また妊娠中の女性も注意が必要です。
血中に入った歯周病菌は胎盤から直接胎児に送られるため、日本臨床歯周病学会の報告では低体重児出産や早産になる危険性が7倍にも膨れ上がるとされています。
お年寄りや妊娠している女性は、より念入りに歯周病予防をしましょう。

ご紹介したように歯周病は、循環器病や糖尿病などの生活習慣病と影響し合って、重篤な病気を招く恐れがあります。
ですがそのきっかけとなる歯周病は、定期的な健診やクリーニングをすることでリスクを回避することができます。
自分で行う歯周病ケアと定期的な歯科通院を組み合わせて、健康な身体を維持していきましょう。